ぽっこりお腹の原因

『ぽっこりお腹の原因、知りたくない?!』

最近、なんだかお腹が“ぽっこり”してきたような・・・
ボトムのウェスト部分に“ぽっこり”が乗っているような・・・
腕や足はそうでもないのに、お腹だけがぽっこりと目立っていて、全体のバランスが悪い!
おなかまわりを隠すように、オーバーブラウスの登場回数は増えるばかりで、着回しができない!

など、ぽっこりお腹の悩みを持っている女性はたくさんいるのではないかと思います。
峰富士子のように「ボン!・キュッ!・ボン!」とまではいかなくても、ぽっこりお腹を簡単に解消する方法はないのでしょうか?
ここでは、ぽっこりお腹の原因と、簡単にできるぽっこりお腹解消法をご紹介したいと思います。

ぽっこりお腹の原因はアレだった?!

学生時代、お腹がぽっこりすることはなかったのに、年齢を重ねるうちにだんだんぽっこりしてきたような気がする人は多いはず。ちょっと食べすぎ、ちょっと油断して、お腹がぽっこりしても、ここぞという時にちょこっとの運動や節制ですっきり元通りになっていたのに、最近ではなかなかぽっこりが減ってくれない。そればかりか、食事バランスにも気をつけているのに、甘いものをずっとずっと我慢しているのに、いつの間にやらお腹がぽっこりしてしまう・・・そんな主な原因は、『筋力の低下』『代謝の低下』によるものがほとんどです。

筋力の低下を一番実感できるのは、ずばり、姿勢です。鏡の前に横向きで立ってみてください、意識していないと、背中が丸くなっていませんか?お腹がぽっこりして見えませんか?
背中が伸びているのは、背骨と足をつなぐ『腸腰筋』と呼ばれる筋肉が活躍しているからです。ですが、この筋肉が弱くなってしまうと、背中が丸くなり、首や肩が前に出て、お腹が押し潰されるようになってしまいます。「結果にコミット」のCMの「BEFORE」ように、自らぽっこりお腹を作り出してしまうのです。この腸腰筋が低下すると、お腹まわりに脂肪がつきやすく、腰痛症にもなりやすいといわれています。

学生時代や若いころより運動量がぐんと減る、移動は自動車や自転車に偏るなどの運動不足から上体を支える筋肉『腹横筋』が低下し、内臓を定位置で支えきれなくなって落ち込みます。落ち込んでしまった内臓は骨盤より下へは落ちることができませんから、骨盤の上に折り重なるように、落ちつぶすように乗っかってしまいます。それだけでも見た目はずいぶんと変わり、おなかまわりは締まりがない状態になってしまいます。さらには、重なりあったり押し潰されたりした内臓は余裕のある活動ができなり、代謝の低下を招きます。代謝の低下は、消費しきれなかったカロリーを脂肪として体内に蓄積させ、また硬い骨で守られていないお腹まわりの内臓はこの脂肪で保護されるようになります。残念なことに、代謝は年齢とともにどうしても低下しやすい傾向にありますから、一度ついた脂肪は燃焼しにくい、やっかいなぽっこりとなってしまうのです。
基礎代謝のグラフ
※ 厚生労働省「日本人の食事摂取基準」(2015年版)より

骨盤のゆがみでぽっこりお腹に?!

内臓が骨盤の上に乗るとお話しましたが、筋力が低下していなくとも、骨盤のゆがみが原因となって内臓自体が下に落ち込んでしまい、それがぽっこりお腹の要因になることもあります。
骨盤の歪みは

・足を組む姿勢
・肩掛け鞄
・横座りやあひる座り

などによって引き起こされます。思い出してください・・・決まった足を上に組みませんか?鞄を片方の肩かけていませんか?ペタンと床に座ったり、一定方向の横座りをしていませんか?反対側に組んだり、持ったりするとなんだか安定せず、すぐに組み直し・持ち直しをしている方は要注意です!

骨盤が負荷のかかる肩や足に引っ張られて歪み、バランスを取るように骨盤が拡がったり、左右や上下に捻じれたりと、骨盤のゆかみを生み出してしまうのです。長期間負荷がかかり続けると、拡がった骨盤は元に戻れず、その隙間にすぽんと内臓が落ち込み、その上の胃はぽっかり空いた空間で解放されます。胃は空気を入れれば入れるだけ膨らむ風船のように、必要以上の食事やアルコールを取りすぎてしまう上に、その圧迫でその周辺にある内臓は活動を制限されていまいます。

つまり、食べ物やアルコールは消化しにくくなって、皮下脂肪へと変貌してしまうというわけです。骨盤が捻じれてしまうと、さらに内臓の本来あるべき配置を乱したり通路を狭くしたりしますから、ぽっこりどころではなく、便秘症併発し、腸捻転や閉塞といった病気に発展する例もあります。

骨盤の拡がりは、出産によっても起きるといわれています。初期の頃はお腹を庇う仕草や悪阻で前かがみに、後期は大きくせり出したお腹で背を反るなど、十月十日、子宮の中に赤ちゃんを抱えて育てている母体にバランスをとるよう負荷がかかり続けます。

最後の難関、出産時には骨盤を大きく開いて3000g級の赤ちゃんを産み落とすのですから、骨盤が開いても不思議はありません。出産しても、授乳や移動で日々重たくなる赤ちゃんを抱っこし続けますから、相変わらず負荷がかかり続けます。抱っこにもやりやすい向きがあるはず・・・それが骨盤をゆがみに拍車をかけてしまうというわけです。

ぽっこりお腹の解消方法が知りたい!!

「筋力強化」や「代謝促進」の一番のおすすめは「有酸素運動」です。有酸素運動の代表であるウォーキング、そしてゆったりと遠距離を泳ぐ遠泳などが効果的な運動として推奨されます。ウォーキングの場合、最低でも20分経過すると有酸素運動へと切り替わりますから、それだけの時間を確保しなければなりません。

そこまでゆっくり時間が取れないという方もいらっしゃることでしょう。空いた時間に手軽に、あるいは何かをしながらできるエクササイズがあるといいですね。その代表格が腹筋でしょうか?ぽっこりお腹の解消というと、“腹筋”と単純に考えてしまいがちですが、きつい反復運動の割には、さほど効果がなかったと、すでに体験済みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。これは、腹筋を鍛えたいのに、首や下半身といった余計な筋肉を使った全身運動になっていたからです。ぽっこりお腹の解消にターゲットを絞るのであれば、お腹まわりを構成している筋肉のうち『腹横筋』を、仕上げにお腹まわりを絞り上げるのであれば、『腸腹筋』という筋肉を鍛えるようにすることをおススメします。

腹筋
・腹直筋:お腹の中央にある筋肉で、内臓の位置を保持する筋肉。6つに分かれているので、『シックスパック』とも呼ばれる。
・腹斜筋:脇腹にある筋肉で、内腹斜筋と外腹斜筋に分かれているが、普段使用されない筋肉なので、皮下脂肪がつきやすい。
・腹横筋:お腹をへこませたり上体を支えたりする筋肉で、内臓を囲むようにあるので、筋力が低下するとぽっこりお腹になる。
・腸腹筋:背骨と足を結ぶ筋肉で、筋力が低下すると姿勢が悪くなり、お腹まわりに皮下脂肪がつきやすくなる。

エクササイズは最初からハードな設定ではなく、日常生活の中で、無理なく取り入れられる方法や回数から始めましょう。
例えば、
・ドローイン:大きく息を吸ってお腹を大きく引っ込めるといった呼吸法を使ったエクササイズ。道具もいらず、場所や姿勢を選ばないので、自宅ばかりか仕事中でも、トイレの中でだって行える優れモノ。1日30秒から始め、徐々に時間を延ばしていきましょう。
 ・スクワット:筋トレには珍しく、有酸素運動にもなるエクササイズ。息が切れないようにゆっくりとした動作と呼吸を併用。1日10~15分くらいから始め、徐々に時間や種類を増やしていきましょう。
 ・腰上げ自転車こぎ運動:サドルからお尻を上げて漕ぐだけの簡単エクササイズ。お買いものの行きだけでもチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
 ・おしりウォーキング:足を投げ出して床に座り、お尻だけで前方へ進むといったエクササイズ。骨盤のゆがみ解消に有用的なだけでなく、必然的に腰もひねるので、腹斜筋や腸腹筋の低下でついた皮下脂肪を絞ることに役立ちます。

他にも有用な呼吸法、姿勢、トレーニングは多数あります。ハードなトレーニングだけに結果が出るわけではありません。既往症などできつい運動ができない、産後すぐでハードな筋トレはきついなど、ご自身の体質やライフスタイル、時間の使い方と相談して、どんなエクササイズをするのかを選ぶことが大切です。
なによりも、エクササイズは日々継続することで力を発揮します。先ほども述べましたが、大切なことですからもう一度言います、日常生活の中で、無理なく取り入れられる方法や回数から始めましょう。